レストラン・ジョルジュマルソー

九州は福岡でしか食べられないフランス料理はここにあります。

一粒のトマトから。(後編)

 

その後、昼食は唐津を代表する洋食店、

 

「ワイズ キッチン」さんで頂きました。

 

 

この日訪問した(する)生産者の方々自慢の食材を

 

ふんだんに使用した特別なコースを組み立てて頂いていました。

 

 

料理はもとより、お店全体から感じられる穏やかな愛情が、

 

非常に心地よく、ゆっくりと食事をすることができました。

 

 

 

続いてはほうれん草や水菜を育てていらっしゃる

 

YKカンパニー本田さんのもとへ。

 

 

印象的だったのは、出荷するほうれん草の裏で、

 

商品にならないものや、取り除く葉っぱなどは廃棄せざるを得ない状況があり、

 

育てたものを捨てることがとても心痛く、苦しいというお話でした。

 

その量は多い時で100kg近くにもなるそうです。

 

 

「これを有効に活用して、価値ある商品にできないか?」

 

というのが、この日シェフ小西と本田さんの中で交わされていました。

 

うまくいくかどうか、どういった結果になるかはこれからですが、

 

レストラン、パティスリーとグループを挙げて取り組みたいと考えています。

 

 

 

次は自然薯とごぼうを育てる「ささき農園」さんへお邪魔しました。

 

 

完全無農薬で自然薯を育てる佐々木さんは、

 

「太閤ごぼう」というオリジナル佐賀ブランドのごぼうも育てていらっしゃいます。

 

 

佐賀県の自然薯は年貢として納められたり、夏目漱石の本にも出てくるなど、

 

歴史があり、佐賀県にとって特別な作物です。

 

 

美味しさの秘密は「赤土」と「温泉」。

 

自然薯に向く土と水です。

 

 

佐々木さんはおじいさまから農業のイロハを学んだのち、

 

自然農法の自然薯に取り組まれます。

 

 

全くうまくいかないまま10数年。

 

「今年が最後のチャレンジ」と決めた年に、

 

「今まで積み上げたものが全て合致して、組みあがった」

 

と、初めて収穫に成功されました。

 

 

しかしその後も安定とまではいかず、

 

菌との闘い、獣害との闘いに明け暮れ、

 

畑の100%を収穫出来る年はなかったそうです。

 

 

様々な挑戦と修正を繰り返しながら最終的にたどり着いたのは、

 

畑に生えてくる雑草を刈り取り肥料にし、

 

翌年も雑草を生やして肥料に、

 

そのまた翌年も同じようにくり返し、

 

3年間、生えてくるものを畑に還していくことを繰り返して、

 

肥沃な土を育てる方法に行き着いたそうです。

 

そしてそれは「自然本来の姿」でもあります。

 

 

佐々木さんのきれいに手入れされた畑と、

 

切り拓かれた山の赤土を見ながら、

 

その場で自然薯を揚げて食べさせてもらいました。

 

 

まるで「〇空レストラン」!

 

みんな「旨い!」と「おかわり!」が止まりません。

 

 

最後は白いちごを育てる「手島農園」さんでお話を伺って、

 

濃密な一日が終わりました。

 

 

今回お会いした皆さんに共通して流れていたのは、

 

「愛」

 

であったと感じます。

 

 

「自分の子供に美味しいものを食べさせたい」

 

「未来の子供の暮らしを考えて」

 

「人の助けになりたい」

 

「自分が暮らす佐賀への想い」

 

全てに「愛」がありました。

 

 

そんな方々との出会いを通して、

 

食材との出会いを通して、

 

シェフの中には料理のアイデアが生まれてきているようです。

 

 

お菓子作りにもたくさんのヒントがありました。

 

 

「九州の生産者と共に ”食” の発信をする」という、

 

ジョルジュマルソー・グループのコンセプトに今一度立ち返り、

 

16年目を進んでいきます。

 

 

今回お世話になりました皆様、

 

貴重な体験とお話を本当にありがとうございました。

 

 

皆様の食材とストーリーをお客様にしっかりお届けいたします。

 

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