ジョルジュマルソー

九州は福岡でしか食べられないフランス料理はここにあります。

メートルドテル

『世界一のメートルドテル 宮崎 辰氏に聞くサービスという仕事、その魅力』を終えて

去る10月20日、中村調理製菓専門学校にて講演会を開催致しました。
講師は、2012年度「クープ・ジョルジュ・バティスト」サービス世界コンクールで見事世界一のメートルドテルとなった宮崎辰氏。
現在は東京・恵比寿の「シャトーレストラン・ジョエル ロブション」でご活躍中です。
TVや雑誌、講師の仕事など多忙を極める中、私たちの依頼を快く受けてくださいました。

そしてゲスト講師には、1996年度「メートル・ド・セルヴィス杯」で最年少優勝を果たし、日本一のメートルドテルに輝いた矢野 智之氏。
料理人志望で業界に入った宮崎辰氏に、サービスマンとして生きていく決意をさせたのが、矢野氏その人でした。

さて、今回の講演会の目的ですが。
それは「日本におけるフランス料理・レストラン文化の発展と継承」、その為に「プロのサービスマンをもっと増やさなければ」、というところから始まりました。

ジョルジュマルソーのシェフ・小西が持つそんな想い、そして憂いに共感してくださった矢野氏。
そこから宮崎氏へと、話は驚くほどのスピードで展開していきました。

宮崎氏、矢野氏、シェフ・小西。
実はこの三者、東京・国分寺にあったレストラン「シェ・ジョルジュマルソー」で働いていたことがあり、それが縁で今回の企画が実施できたのです。

そして講演会当日。
お昼過ぎに福岡へ到着された講師陣。
早速ミーティング開始です。

福岡へ到着された講師陣。ミーティング開始です。
総勢約260名。

そんな中会場には次々に参加者が集います。
総勢約260名。
緊張感もあり静かながらも少しずつ熱気を帯びてくる会場。
運営スタッフも講師陣を前に、徐々に緊張感が高まってきます。

シェフ・小西よりご挨拶

いよいよスタート。
まずはシェフ・小西よりご挨拶。

そして大きな拍手に迎えられる中、宮崎辰氏の登場です。

宮崎辰氏の登場です。宮崎辰氏の登場です。

自らの経験、失敗談なども織り交ぜながら、
サービスマンという仕事がどれほど楽しく、魅力あるものなのかをお話しくださいました。
そして「自らの人生に夢や目標を持つことの大切さ」を教えて頂きました。
柔らかい口調でゆっくりと、そして分かり易い言葉を選んでくださったのは、会場の3分の1ほどを占める調理や接遇関係の専門学生への配慮でしょうか。
しかしそれは参加者全員の耳にスッと入ってくるのでした。

宮崎辰氏の経験、失敗談宮崎辰氏の経験、失敗談

続いては矢野智之氏。
宮崎氏の声色とは一転、大きく、太く、どこまでも届きそうな第一声。

矢野智之氏矢野智之氏

矢野氏からはまず仕事に臨む際の心構えなどのお話を聞かせて頂きました。
そしてレストランを運営するにあたって考えておく必要があることなどを、ユーモアたっぷりにお話しくださいました。
時には参加者との掛け合いも・・・。
宮崎氏同様、矢野氏からも「目標を持つことの大切さ」が語られました。

仕事に臨む際の心構えなど仕事に臨む際の心構えなど

さて、休憩を挟んでの第3部。
今回の目玉だったのかもしれません。
宮崎辰氏による「デクパージュ」の実演。

「デクパージュ」とは魚や肉、フルーツなどをお客様の目の前でカッティング、盛り付けをして、その場で仕上げることを言います。
フランス料理サービスの真髄ともいえるサービスです。

まずはパイナップル。
美しくらせん状に切り取られていきます。

「デクパージュ」の実演。美しくらせん状に切り取られていきます。

そしてオレンジ。
実演中もお話を続けてくださいます。

実演中もお話を続けてくださいます。

そしてプーレ(鶏)のデクパージュ。
真剣な表情で動きは穏やかに見えるものの、あっという間に切り分けられていきます。

プーレ(鶏)のデクパージュ。プーレ(鶏)のデクパージュ。プーレ(鶏)のデクパージュ。

最後は質疑応答。
参加者の皆さんから色々な質問が投げかれられます。
それに柔軟に対応していくお二人。

質疑応答質疑応答

最後は参加者の皆さんと記念撮影や宮崎氏の著書にサインを入れていただくなど、大サービスでした。

今回の講演会に際しましては中村調理製菓専門学校様をはじめ、本当に多くの方々にご協力を頂きました。
誠にありがとうございました。
ご協力いただいた皆様からは第2回、第3回とこういったイベントをする際にも
またお力添えを頂けると温かいお言葉をかけて頂きました。
私達も是非継続していきたい取り組みですので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

この講演会がきっかけとなり、参加者の皆様の中で少しでも変化が起これば、それは必ず九州の活性化、業界の活性化につながるものになります。
僭越ながらそんな想いも込めたイベントでした。

最後になりましたが、
ご参加頂きました皆様、講師のお二方、ご協力頂きました関連各社様、本当に有り難うございました。
これからもジョルジュマルソー・グループはお客様の為に、地域貢献の為に、業界発展の為に、全力で臨んで参ります。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

平成25年10月
ジョルジュマルソー・グループ
代表 小西 晃治
スタッフ一同

トップへ戻る