2017.11.16「セミナー&ディナー」を終えて ~Vol.1~
先日11月16日、
世界一のメートルドテルである宮崎 辰 氏を招聘してイベントを開催いたしました。
当日は調理・接遇関係の専門学校生、飲食関係のお仕事をされている方を中心に、
県外からのご参加も含めて約30名の方々にお越し頂きました。
その目的は『サービス』という仕事の認知を高め、興味を持ってもらい、
『サービスマンになりたい』と思う人を増やすこと。
内容は講話、食事、サービス技法のデモンストレーションと実践を合わせた、
私たちにとっては初の試みでした。
サービスの世界コンクールで優勝し、
見事「日本人初・世界一のサービスマン」となった宮崎 辰 氏。
「Fantagista21」を立ち上げて独立後の現在は、
日本全国を飛び回りながらのセミナーや講演などを通して、
フランス料理業界、メートルドテル業界の発展にご尽力されています。
そんな言わば”全世界”を職場とする宮崎さんのお話からイベントはスタートします。
宮崎さんはいつも語り口がゆっくりと柔らか。
「しっかりと伝わるように」と意識されているように感じます。
もともと料理人志望であった宮崎さんが「サービス」という仕事に魅せられ、
努力を積み重ね、やがて「世界」を獲るという物語は、
飲食業界の中に限らず、多くの人々に可能性や希望をもたらしてくれます。
「理由のない仕事は仕事ではない」
「疲れない仕事なんてない」
学生の方々はこれから出ていく社会に少し不安を覚えたかも知れませんし、
現在仕事をしている者にとっては身につまされるものがありました。
とはいえさすがの宮崎さん。
「サービス」という仕事の重要性と責任、
その対価としての「やりがい」といった部分を、
時折ジョークを交えながら、包み隠さずお話しくださいました。
続いてはサービスという仕事を「ソムリエ」の観点からお話頂きました。
講師はこの方、
「レストラン花の木」支配人兼シェフソムリエの
黒木 昭博 氏。
非常に丁寧に選ばれた言葉と柔らかな口調でお話くださったのは
自身の経験に基づくものばかりで、その全てに説得力があります。
そして何より印象的だったのはお話の最中にずっと黒木さんの
「フランス料理とワインに対する愛」が溢れていたことでした。
続いては宮崎さんによる「オレンジのカッティング」実演と、
参加者にも実践してもらう時間。
ですが。
少し長くなりましたので続きは後日、ご紹介いたします。